表現するための確たる自己を持ち合わせていますか?
- zaharaoriental
- 2024年4月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月14日
多くの人が「自己表現をしたい」と言いつつも、「じゃああなたが表現したい自己とは具体的に何?」
と聞かれるとはっきりとは答えられません。
「自分らしさ」はよくわからないから、代わりに「理想の自分」を語ってしまったり。
「こう思われたい」はあるのに、「これが自分」はなかったり。
何十年も生きている大人が、自分とはどんな人間か?を深く考えないまま、言語化できていない状態で、自分を他人に表現することができるでしょうか?
自己表現が得意な人は、自分のいいところもダメなところもよくわかっていて、それをまるごと受け入れている人です。
そしてその上で、未熟ながらに相手との関係をポジティブなものにしようと、心を開いて接するよう心がけている人だと思います。
一方で自己表現が苦手という人は、ありのままの自分がわかっていなかったり、完璧主義や他者との比較にとらわれて自分らしさを良いものと認められず、否定しています。
自分らしさは「他者の中で自己表現をした経験」から学ぶことによって培われていきます。
トライ&エラーで自分ではないもの、自分らしくないものを知ることではじめて、自分らしさが浮かびあがってくるイメージです。
自己表現が苦手な人は、自分らしさがわからないから自己表現がうまくできず、だから他人にもわかってもらえず、わかってもらえないからこそ承認欲求が働いて一生懸命「自己主張」をしようとするのですが、自己主張は一方的なもの。
一方の「自己表現」は相手ありきです。
自己表現は自分という人間を『まるごと(良い部分も未熟な部分もふくめ)』、みんなの目の前にあらわすことですから、
自分への理想が高かったり、自分をまるごと受け入れていないうちは(相手から受け入れてもらえるとは思えないので)なかなか難しいのです。
まずはありのままの自分を見つめ、他人に認めてもらおうとするための「主張」ではなく、自分を受け入れて「表現」してみることからスタートしてみましょう。
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