1/21〜チューニングイベント期間です
冥王星が山羊座から水瓶座に移動する第一回目は昨年2023年の3月後半から6月前半でした。
そして第二回目は今、2024年の1月後半から8月いっぱいまで。
そのあとはちょろっと山羊座に戻りつつも、また11月後半には水瓶座に戻り、ここからはもうずっと水瓶座に20年ほど滞在することになります。
冥王星は「破壊と再生」のエネルギーを持つ星です。
これが山羊座にあった期間(2008年〜)は社会システム全体がリーマンショック(2008年)の破壊イベントから始まって→そこから再生するために山羊座的な権力主義が極まったあと→冥王星が水瓶座といったりきたりしはじめた昨年からは一気に「絶対的な強き者の崩壊」の流れが加速し始めました。
この「星座」というのは、前の星座の価値観を否定するかたちで次の星座へと移り変わるので、いまはまさに山羊座的な価値観(社会の枠組みをつくる絶対的な権力主義)が否定されるようなできごとが次々に起こっていることは占星術的にも自然な流れといえそうです。
では、山羊座的な価値観が否定された先に生まれるものは何でしょうか?
水瓶座的な価値観…つまり社会の上下の枠組みから解き放たれた個人主義、自由と平等に基づく社会です。
そしてそのためには、冥王星が山羊座に入ったときに起こったリーマンショックのように、まず水瓶座の価値観(自由と平等)が否定される出来事から始まります。
社会全体で見れば、昨年から次々と税金が上がり(個人の自由に使えるお金が減る)、「自分はしょせん社会システムの一部でしかない、偉い人たちの決めたことに従うしかない、選挙に行っても何も変わらない」という無力感や、生まれた時代による不平等感をひしひしと感じることが、ここのところ増えました。
私たち個人の日常においても、2023年4月〜5月頃、そしてごく最近、「なんかすごく不自由さを感じる…」とか「足を引っ張られているような、思うようにうまくいかないもどかしい感覚がある」と感じることが増えていませんか?
これこそ、個人の価値観も山羊座的な感覚から水瓶座的な感覚へと移行するために必要な「発生イベント」です。
今まで何かを犠牲にして頑張ってきた人は、強制的にそこの無理がきかなくなるような出来事が起こるかもしれません。
しかしその出来事は、これから始まる20年間に適応するためのチューニングイベントなのです。
水瓶座の「平等」とは、「人間の存在価値」が平等であるということ。
能力がある人とない人の差を是正しよう、という横並びを推奨することではありません。
能力的・社会的格差はあると認めた上で、価値観は人それぞれであることを認めた上で、それも個性であると受け入れることです。
これってある意味、というか人によってはちょっと残酷なことと感じるような気がします。
できないからといって差別はされないけど、それも個性だからと同情してももらえない、みたいな。
「頑張ってもできない人は、できないままでいい」なんなら「頑張らなくてもいい、個性だから(でもその結果は知らないよ)」みたいな感じ。
なんとかできるようになりたい人にとっては突き放された気持ちになるかもですね。
社会や他人が個人の幸福に良くも悪くも関与しないイメージです。
これはさんざん言われている「二極化」にも繋がります。
また水瓶座には「コミュニティ」や「個性」といった意味もありますが、「誰とでも仲良くしよう(=個性を抑えて調和重視)」ではなくて、「価値観の合う人同士で仲良くしよう(価値観の違う人と仲良くなれないのは仕方ない=個性の尊重)」です。
自分も相手も、変わっても変わらなくてもOK。その結果うまくいかなくなってもOK、です。
人によっては「良くしてくれてた人が急に冷たくなった、世話を焼いてくれなくなった」と感じることも。
でもこれは、これまで相手が無理をしてあなたに合わせてくれていたということかもしれません。
あなたのことが嫌いになったというよりは、相手が「無理するのをやめた」だけ。
不平等な関係は解消されます。お互いに、無理せずに付き合いたい人と付き合っていけばいいだけのシンプルなお話です。
好きな人、これからも付き合っていきたい相手がいるのなら、相手と同じ視点から物事を見てみましょう。「相手はどんな人といるのが居心地がいいだろう?」と考えてみれば、どうすべきかが見えてきますよね。
個性に合わせた自己成長は、良い人間関係を作る上でとても重要になってくるでしょう。
そしてもちろん、成長なんてしようとしなくてもかまいません。変化するかどうかも自由意志ですから。
あなたが選択した結果に合わせて縁が切れていく人もいつつ、一緒にいて楽なちょうどいい人たちと過ごせばいいのです。
今、あなたにとって楽しいと感じること、心地よい関係、ワクワクする出来事は、未来のあなたに必要な「大切にすべきもの」。
そして(あなたにとって)ストレスの大きい関係、無理をしていること、もやもやする出来事などは、未来のあなたがこれらを不要としている証拠です。
まさに今起こっている「必要なチューニングイベント」に意識を向けて、いまいちど「私の価値観とは?何が嫌で何を好ましいと感じるか?」と自問して、「私の価値観の輪郭」をクリアにしていきましょう。
最新記事
すべて表示これは「プロのベリーダンサーになるなら…」という意味ではありません。 生きていれば誰だって「自分の人生の表現者」です。 ダンスセラピーでは「ダンスはコミュニケーション」という考え方がありますが、有益なコミュニケーションのためにはまず自分を「わたしはこういう人間です」と表現し...
明日はハフラで、そして暦の上では冬至です。 冬至とは一年でもっとも『陰が極まる日』。 そして冬至を境にまた夏至に向かって陽のエネルギーが増していきます。 冬至は日本神話なら「天岩戸隠れ」、ギリシャ神話では「冥界の女王となったペルセフォネの物語」に通ずるものがあります。...
思ったように踊れないとき、私たちは次のどちらかの態度になります。 ①「踊れない」「恥ずかしい」とひたすら落ち込んでしまう人 ②踊れない自分を客観的に見て笑える人 私がベリーダンスを習い始めてかなり経った頃(7年目とか?)、トルコのベリーダンスフェスティバルに行きました。...
Comments